キュン旅北海道グルメ<第4回>
極上のパウダースノーと雄大な自然が広がる冬の北海道。 寒くなるほどに輝きを増す冬の北海道で、驚きと遊び心に満ちたフォトジェニックな旅を楽しんでみませんか。
#02 優しい灯りに包まれる
フォトジェニック小樽でひと休み
スノーキャンドルやランプの灯りに包まれる…。
そんな幻想的なひと時を過ごすことができるのは、かつて北海道開拓の玄関口として発展した小樽。
貿易港として栄え、北海道経済の中心だったころのノスタルジックな雰囲気が残る小樽は小樽運河やガス灯、立ち並ぶレンガの倉庫など、どこを切りとっても絵になるところばかり。
思わずシャッターを切りたくなる、街全体がそんな気持ちにさせるフォトジェニックなスポットです。
フォトジェニックをテーマに冬の小樽を旅するなら、街中が優しい灯りに包まれる2月「小樽雪あかりの路」の開催中がおすすめです。
会期中、約12万本のキャンドルが小樽の古い街並みをやさしく照らし、街全体が幻想的なムードに包まれます。
メイン会場の一つである小樽運河には浮き球キャンドルが浮かべられ、レトロな街灯と立ち並ぶレンガの倉庫も相まって何とも言えない幻想的な世界に引き込んでくれますよ。
【小樽雪あかりの路】
◼期間 2018年2月9日(金)~18日(日)
◼時間 17:00~21:00
◼会場 小樽市、運河会場、手宮線会場、
朝里川温泉会場など小樽市内一円
詳細 → http://yukiakarinomichi.org/
◼167個もの石油ランプが光輝く
幻想的すぎる喫茶店
スノーキャンドルが灯る夜までの時間は、ぜひ1日ゆっくりと小樽を散策しならが楽しんでみては。小樽のシンボル・小樽運河周辺は、小樽の中でも港町として発展したときの名残である石の倉庫が多く立ち並ぶエリアなので、建物にも注目しながら散策すると、今まで知っている小樽とは違った景色を感じることができると思います。
そして、ぶらり散策を楽しんだら、歴史的建造物でひと休みしてみてはいかがでしょう?
開拓の歴史を感じさせる重厚で趣き満点の小樽軟石を使った倉庫の中でも、特にフォトジェニックなスポットといえば、ここ「北一ホール」です。
倉庫の良さを活かした店内は天井が高く、開放感がある作りが特徴ですが、「北一ホール」と言えば、やっぱり167個ものランプが灯る幻想的でロマンティックな空間。
毎朝8時45分の開店時に行われるランプの点灯作業は、スタッフの方が一個一個丁寧に命を吹き込んでいきます。1日に1度しかないその様子は、開店直後でしか見ることができません。「ホヤ」と呼ばれるガラスをセットし、その上に「カサ」をのせていく作業は、まるで儀式のように厳かな雰囲気です。
167個のランプすべてに火が灯されると、中央のシャンデリアが天井へと上がっていき、店内が石油ランプの灯りのみで照らされる幻想的な空間へと変貌します。
営業時間内であれば、いつでも幻想的なランプの灯りの中で時を過ごすことができますが、この幻想的な空間が作られていく朝の開店時に、ぜひ来店して体験してくださいね。